チベット バター茶碗 ザップ・ポバ
チベットでの日常的に愛されるバター茶椀
またはツァンパ椀【ポバ】です。
【ザップ】という木のコブ部分から作られている、
伝統を守られた一品です。
唯一、ザップが用いられる以外、
通常、施される銀装飾や、口造りや胴や腰など、
全体の反りなどのデザインすら省き、
良く見せる為の装飾は一切無く、
ただただ、バター茶椀、またはツァンパ椀として
使われるためだけに静かに在ったお椀です。
一部では、チベットのバター茶碗は、
ザップ、と一括りされていますが、
正確には、ザップは素材そのものを表すのであって、
固有名称ではなく、
名前は、ポバ(ラサ圏でのチベット語)と言います。
尚、ザップを用いないバター茶碗もあります。
【民藝】という言葉は定義が難しく、使う事に躊躇しますが、
あえて表現するならば、【チベット民藝】という言葉も
当てはまるような姿をしております。
【サイズ】
口幅(直径):約95mm
高さ(高台含む):約45mm
チベット
ラサ